宮崎県のがんの動向

死亡の状況①

死亡の状況②
(宮崎県のがん部位別死亡数・割合 令和4(2022)年)

宮崎県のがん部位別死亡数・割合は、男性は「肺」「大腸」「胃」の順で、女性は「大腸」「膵」「肺」の順になっています。

死亡の状況③
(全部位・部位別75歳未満年齢調整死亡率の推移(人口10万対)

※ 75歳未満年齢調整死亡率とは
年齢調整率を用いることで高齢化の影響を除去し、75歳以上の死亡を除くことで壮年期死亡の減少を高い精度で評価するものです。
全部位・部位別75歳未満年齢調整死亡率の推移を全国と比較すると、2022年は全部位では宮崎県は全国より高く、胃がん以外のがんも全国より高い傾向にあります。

全部位・男女計

胃・男女計

大腸・男女計

肺・男女計

乳・女性

子宮・女性

国立がん研究センターがん対策情報センター
人口動態統計による都道府県別がん死亡データ
基準人口:1985年日本人モデル人口

罹患の状況①
(全部位・部位別年齢調整がん罹患率の推移(人口10万対) 

※年齢調整罹患率とは
がんは、高齢になるほど罹患率が高くなります。
その為、年齢構成が異なる集団で罹患率を比較する場合や同じ集団で罹患率の年次推移を評価するために用います。
宮崎県における全部位・部位別年齢調整がん罹患率の推移は、2020年は子宮、子宮頸部、子宮体部は全国を上回っていましたが、その他のがんの罹患率は全国よりも低い傾向でした。

                    出典:全国がん登録罹患数・率報告

罹患の状況②
(宮崎県におけるがんの部位別罹患数(令和2(2020)年:上皮内がん除く)

部位別の罹患数は、男性では「前立腺がん」が最も多く、次いで「大腸がん」「肺がん」の順となっています。女性では「乳がん」が最も多く、次いで「大腸がん」「肺がん」と続いています。

                    出典:全国がん登録罹患数・率報告

罹患の状況③
(宮崎県におけるがんの部位別年齢階級別罹患率(令和2(2020年)年:人口10万対)

宮崎県におけるがんの部位別年齢階級別罹患率を見ると、「胃がん」「大腸がん」「肺がん」は50代後半に増える傾向にありますが、「子宮頸部(上皮内がんを含む)」は20代から増え始め、「乳がん」は40代、60代、70代で増えています。

受診率の状況

国民医療費

国民医療費は総額32兆4,025億円(令和2年の総額は30兆7,813億円)。そのうち、悪性新生物の医療費は4兆2,479億円(令和2年は4兆1,252億円)で、医療費全体の13.1%を占めています。

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